自分が経験した循環器疾患を復習してみます

心臓だけでなく血管の疾患でもある循環器疾患には、虚血性疾患、不整脈、高血圧などがあります。全身に血液を供給する働きを担っている心臓のポンプの働きが低下した状態を心不全と言い、その状態の安定性によって、急性心不全と慢性心不全の2つに分類されます。

冠動脈の肥厚や血栓ができることにより血流が滞り、心筋の虚血や壊死をきたした状態の創傷を虚血性心疾患と言い、狭心症や心筋梗塞などがあります。虚血性心疾患は、日本人の三大死因のひとつであり、高齢化が進むにつれてその患者数も増えています。代表的な症状に、胸部の痛み、胸部圧迫感や灼熱感などがあります。

狭心症は、冠動脈の狭窄や攣縮によって冠血流量が減少し、心筋虚血を呈した状態をいいます。通常、胸部の痛みが数分から10分ほど続き、安静またはニトログリセリンの投与で症状は消失します。一方、胸部発作が頻繁に起こったり、痛みの強みが覚まして安静時にも出現するような狭心症を不安定狭心症といい、急性心筋梗塞の移行が懸念されます。

心筋梗塞は冠動脈の狭窄部位に血栓が生じ、血流が滞って心筋壊死に陥った状態をいいます。狭心症と比べて胸痛は強く、30分以上持続します。主な治療薬は、β遮断薬、ACE阻害薬、抗血栓薬、アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬(ARB)などがあります。私は大阪厚生年金病院の循環器専門医に診てもらいました。

心臓は電気的刺激が心房内から各部位に伝わって収縮しますが、この刺激伝導系になんらかの異常が生じた結果、収縮リズムが乱れる状態を不整脈といいます。不整脈が生じると、十分な血液を全身に送ることができなくなります。

  

医師や訪問看護師にウォーキングの効果を聞いた

最近、香川照之さんの出演しているお茶(ヘルシアでしたっけ?)のCMなど、中高年世代のメタボリックシンドローム(以下、メタボ)の市場を意識した特定保健用食品をあちこちでみるようなりました。メタボとは、内臓脂肪型肥満に加えて、高血糖や高血圧、脂質異常のうちいずれか2つ以上を持ち合わせた状態のことです。このまま放置しておくと、心筋梗塞や脳卒中など命にかかわる病気へと発展するリスクがあります。

このリスク要因である高血糖や高血圧らを予防、解消するための、運動療法の一つとしてウォーキングが推奨されています。酸素を取り入れながら行う有酸素運動の代表であるウォーキングは、体への負担が少なく、手軽で習慣にしやすい点で健康維持に適している…というのが、療養中にお世話になった訪問看護師や医師に聞いた話です。ま、その医師がまたビックリするほど太っていたんですが(笑)。

ウォーキングで期待できる効果は、心肺機能の向上、ダイエット、筋力がついて基礎代謝量がアップする、肩こりや冷え性の改善、骨粗鬆症の予防、ストレス解消、免疫力の向上、気持ちが前向きになる…など、さまざまです。自分の経験からいうと、夜よく眠れるというのも大きいですね。病気で倒れる前は、ストレスで夜眠れなくて、デパス(睡眠障害や不安・緊張緩和のお薬)を服用してましたが、今では何もいりません。夕食後のウォーキングで、適度に疲れて風呂はいったらすぐに眠れます。

ウォーキングが体の広範囲にプラス作用をもたらすのは、全身を使う有酸素運動だからです。脚、腕はもちろん、全身の筋肉を使うため、体がバランスよく引き締まります。筋力が増えれば基礎代謝量が増加するので、食べても太りにくい体になるため、ダイエットに最適です。

また、着地のたびに骨に圧力がかかるため、骨密度が上がり、骨粗鬆症の予防にもなります。さらに、酸素を運ぶために心臓や肺、血管の機能をフルに使うので、血行がよくなり脳が活性化され、頭も冴えてきます。う~ん、自分で書いていて、長生きできそうな気がしてきました!犬とか連れて行くと、長時間歩いても飽きないですよ。

  

ウォーキング効果をアップさせるの栄養補給方法

脂肪を効率よく燃焼させるためにも、ビタミンを多くとるようにします。野菜や果物に含まれるビタミンは、糖や脂肪の代謝をよくする働きがあります。特にビタミンB群は代謝サポート機能があります。

早朝など血糖値が下がっているタイミングでは、糖分を補給するようにします。脂肪をエネルギーに使いたいウォーキングですが、血糖値が下がっていると、脂肪はうまく燃焼しません。また、脳は糖だけをエネルギーとして使いますので、血糖値が下がっていると、筋肉をうまく動かす指令が出しにくくなります。

ウォーキングの直後は血糖値が下がっています。このとき、砂糖を多く含んでいるジュースや菓子類を摂ると、血糖値が急激に上がってしまい、その結果、インスリンが分泌されて、更に低血糖になることがあります。

汗をかいたときは、スポーツドリンクなどで必ずマグネシウム・鉄・カリウム・カルシウムなどのミネラル分をしっかりと補給するようにしましょう。骨粗鬆症の予防に欠かせません。

ウォー銀具の後は、血液中に乳酸が発生しています。クエン酸を多く含んだ柑橘系の果物には乳酸を除去する働きがあるので、オレンジ100%ジュースなどを飲むとよいでしょう。

  

健康志向で旅行も様変わり?

病気になって初めて、書店でさまざまな健康関連の本を見るようになりましたが、今日パラパラと立ち読みをした雑誌には高級ホテルと人間ドックをあわせた医療ツーリズムの特集記事がありました。

東京の高級ホテルに2日間滞在して、人間ドックを受診しながら健康に配慮した高級特別食材を堪能するものだとか…。日中は虎ノ門病院で血液、心電図、超音波をはじめとする各種検査を受け、夜はプリンスパークタワー東京でフカヒレなどの高級料理や健康食を味わい宿泊。部屋は相部屋で15万円とのこと。

病気で倒れた経験のある自分としては、いくら美味しいものを出されても、検査結果で「もし再発が見つかったら…」という不安が一杯で、とても堪能する余裕はなさそうです。

企画はJTBだそうですが、このほかにも社員旅行や家族旅行向けに「メタボ対策ツアー」もあるとか。旅行くらい医療と切り離して、ゆったりしたいと思うのは私だけでしょうか。